2019年01月07日

AIに監視される近未来か…

「PSYCHO-PASS 1期」全22話視聴しました。
いやぁ、もっと早く観れば良かったと思うほど
この狂気な世界観に引き込まれてしまいました。

サイコパス.jpg

全体的にダークな印象で鬱々と描かれていく
近未来的設定は実は凄く現実みのあるストーリー。
近い将来日本も本当にこうなるかもと思うほど、
面白いと共に緊張感と恐怖心も感じました。
あの世界でまともに生きるなんて不可能だよね。
でも、人の上にコンピューターが立ち、
AIに管理される世界、否定できないもんな

で、このアニメの舞台は近未来の日本・東京。
「シビュラシステム」という社会システムにより
全ての人間が数値化され、心理状態や職業適性など
最善な状態を膨大なデータから判断される社会。
治安維持にも犯罪係数を採用、数値が超えれば
潜在犯として有無を言わせず裁かれる。そんな
管理システムの中で、犯罪を取り締まる監視官と
その部下の執行官が凶悪犯に立ち向う…という話。

とにかく登場人物がみな魅力的でイケメンでして、
ビジュアル全般、ハードボイルド系なのも好み。
それぞれが抱える闇を描く雰囲気も格好良すぎ
知的で完璧超人だらけの設定が好きなんです、私。

主人公ヒロインの常守朱。最初はあまりに頼りなさげで
大丈夫?と思うほどなのに、回を追うごとに強靭になって、
信念を貫くために様々な事を背負う姿がたくましくてね。
動転することもあったけど、冷静に即判断できる能力、
シュビラが適正として選んだ職業は正しいってことか…。

PSYCHO-PASS朱.jpg

狡嚙慎也は1話では冷徹でぶっきら棒な印象だったのに、
正義感と良識もあって勘も鋭くて頭脳明晰で仲間思い。
もう非の打ち所の無い良い男っぷり。
こんな人が裁かれる世界はやっぱり怖い。というか、
槙島聖護のような特異体質で犯罪係数が上がらず
ドミネーターでは裁けないというのもまた問題。
でも、監視社会を壊そうとしている槙島は、
ある意味、人間的だったのかな、とも思ったり。
敵でありながらイケメン、櫻井孝宏氏でも有るが故、
残忍なのに「この殺人には意味があるのでは?」
と思ってしまったけど…悲しいほど残虐でした

PSYCHO-PASS狡槙.jpg

ラストは、公安局の同僚達(縢秀星・征陸智己・狡嚙慎也)が
姿を消し、槙島も死亡、宜野座伸元は監視官から執行官、
何とも言えない物寂しさを感じて切なかったです

近未来のシステムで全てが監視される社会でありながら、
ひと昔前の人情を持ち合わせた刑事達が葛藤しながら、
勘や執念で人間臭く解決していくところが好きですね。
2期は登場人物が一新されそうなので、寂しいですが、
また違う目線で、期待して観たいと思います。


posted by みゅーま at 23:59| Comment(0) | サスペンス・ミステリー | 更新情報をチェックする